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エラーとなるデータについて
こちらではエラーとなる3Dデータ(STLデータ)と、その修正方法について説明いたします。
エラーとなる3Dデータとは
エラーとなるデータは大まかに下記の6つです。ご発注前にご自身で確認し、ご修正をお願い致します。
サーフェス(ソリッド状態のデータ)について
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NURBSやベジェ、サブディビジョンサーフェスなどでモデリングされている場合には、STLもしくはOBJ形式にデータを変換する際に、サーフェスデータはポリゴンメッシュ化されます。
その際、サグ値は0.01mm程度に設定すれば、造形に適した精度で変換が可能です。
ソリッドになっていないデータ
3Dデータはソリッドになっていないと造形することができません。
対処法について
- 1.ご自身で一つ一つ修正
- 2.3Dデータ修正ソフトを使って修正
よくある3Dデータのエラーの例
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例1:面が欠けている
画像のグレーの部分には面が貼られていますが、 赤く見える箇所には面が存在していない状態です。形状が閉じられておらず、ソリッドになっていないため、造形ができません。
面が隙間なく貼られている状態のデータになっている必要があります。 -
例2:不要な面データが残っている
不要な面を削除していただく必要があります。
1つのシェルになっていないデータ
下図のように、複数のシェルが重なって2シェルの状態になっているデータは3Dプリントできません。基本的に3Dプリントをするための3Dデータは1シェルでなければなりません。
対処法について
内部の空間がひとつになるように作成して下さい。一見同じように見えるシェルも、断面図で見ると確認しやすくなります。
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シェルが重なり、2シェルになっている3Dデータのイメージ
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内部空間がきちんとつながり、1シェルとなっている3Dデータのイメージ
ファイルサイズが大きすぎるデータ
ファイルサイズが20MBを超える3Dデータはアップロードいただけません。
対処法について
必要以上に解像度が高いデータになっている可能性がございます。
お客様にてリダクションを行ってください。
リダクションには、下記のような方法をお客様にてご検討ください。どの程度までポリゴンを削減・解像度を下げられるかは、造形品の大きさや形状によって変わります。
リダクションを行っても、必ずしもファイルサイズを20MB以下に下げられるとは限りませんのでご注意ください。
リダクションの実施方法について
- データを3Dデータソフト・アプリケーションから出力する際に、三角数削減などの処理を行う
- 3Dデータソフト・アプリケーションで表示の設定、3D精度などの設定を調整をする
- 無料のソフト・アプリケーションでメッシュ数を減らす
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完成直後のポリゴン数・解像度が高い3Dデータ
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修正を行い、ポリゴン数・解像度の削減に成功した3Dデータ
面の法線が揃っていないデータ
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3Dプリンターで造形するポリゴンメッシュデータは、面の法線が揃って外側を向いている必要があります。
面の法線が揃っていないデータはエラーになりますので、ご注意下さい。
最大・最小造形サイズ範囲外のデータ
最大・最小造形サイズ範囲外の3Dデータは、自動見積りができません。各材料(造形方式)の造形可能な最大サイズは下記の表をご参照ください。
造形方式 | X | Y | Z | 材料名 |
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光造形 | 495mm | 495mm | 200mm | ABSライク、透明材料 |
光造形(Figure 4) | 120mm | 67mm | 200mm | PRO-BLK10、Rigid White、 HI TEMP 300-AMB、Tough Clear |
粉末造形 | 200mm | 200mm | 200mm | PA12、PA12GB、PA、PP、ゴムライク |
インクジェットUV硬化 | 120mm | 170mm | 150mm | アクリル |
※最小サイズ:縦、横、高さの合計が45mm以上、一辺は最低1mm以上になるようにデータを作成してください。