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- エラーとなるデータについて
3Dデータの形式とエラーについて
3Dデータアップロード時の注意点と、エラーとなる3Dデータ(STLデータ)の修正方法について説明いたします。
3Dデータの形式とエラーについて
エラーとなるデータは大まかに7つです。ご発注前にご自身で確認し、ご修正をお願い致します。
アップロード可能な3Dデータについて
SOLIZEオンライン3Dプリントでご利用いただけるデータ形式は下記の13種類となります。
【対応ファイル形式】
.sldprt / .CATPart / .prt / .prt.* / .x_t / .x_b / .step / .stp / .jt / .sat / .3mf / .stl / .wrl
3Dデータをアップロードする時の注意点
1データにつき、20MBまでのファイルサイズのデータをアップロードすることが可能です。アップロード時にエラーが起きる場合は、以下の点をご確認下さい。
- 対応ファイル形式以外の3Dデータをアップロードしていないか
- ファイル名は半角英数字、-(ハイフン)、_(アンダーバー)のみになっているか
-日本語やスペース、カッコ等も対応外です。 - ファイルサイズが20MBを超えていないか
- 造形可能な最小サイズ、最大サイズを超えていないか
- 1つのファイル内のパーツ数(シェル数や部品点数)が30個を超えていないか
ファイルサイズが大きすぎるデータ
ファイルサイズが20MBを超える3Dデータはアップロードいただけません。
対処法について
必要以上に解像度が高いデータになっている可能性がございます。
お客様にてリダクションを行ってください。
リダクションには、下記のような方法をお客様にてご検討ください。どの程度までポリゴンを削減・解像度を下げられるかは、造形品の大きさや形状によって変わります。
リダクションを行っても、必ずしもファイルサイズを20MB以下に下げられるとは限りませんのでご注意ください。
リダクションの実施方法について
- データを3Dデータソフト・アプリケーションから出力する際に、三角数削減などの処理を行う
- 3Dデータソフト・アプリケーションで表示の設定、3D精度などの設定を調整をする
- 無料のソフト・アプリケーションでメッシュ数を減らす
-
完成直後のポリゴン数・解像度が高い3Dデータ
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修正を行い、ポリゴン数・解像度の削減に成功した3Dデータ
最大・最小造形サイズ範囲外のデータ
最大・最小造形サイズ範囲外の3Dデータは、自動見積りができません。各材料(造形方式)の造形可能な最大サイズは下記の表をご参照ください。
※最小サイズ:縦、横、高さの合計が45mm以上、一辺は最低1mm以上
造形方式 | 材料名 | 最大サイズ(mm) |
---|---|---|
粉末造形 (HP Jet Fuison) |
PA12 | 700×700×500 | PA12GB | PA11 |
粉末造形 (SLS) |
PA | 700×700×500 | GF | PP | 200×200×200 |
光造形 (Figure 4) |
PRO-BLK10 | 120×65×330 | Rigid White | HI TEMP 300-AMB | High Temp 150℃ FR Black | 120×65×180 | Tough Clear | RUBBER-65A BLK |
光造形 (SLA) |
SL5530 | 450×450×500 | SL7810 | 700×700×500 | SL7870 | 450×450×500 | Xtreme | 700×700×500 |
インクジェットUV硬化 | Visijet M3 Crystal | 120×170×150 |
サーフェス(ソリッド状態のデータ)について
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NURBSやベジェ、サブディビジョンサーフェスなどでモデリングされている場合には、STLもしくはOBJ形式にデータを変換する際に、サーフェスデータはポリゴンメッシュ化されます。
その際、サグ値は0.01mm程度に設定すれば、造形に適した精度で変換が可能です。
ソリッドになっていないデータ
3Dデータはソリッドになっていないと造形することができません。
対処法について
- 1.ご自身で一つ一つ修正
- 2.3Dデータ修正ソフトを使って修正
よくある3Dデータのエラーの例
-
例1:面が欠けている
画像のグレーの部分には面が貼られていますが、 赤く見える箇所には面が存在していない状態です。形状が閉じられておらず、ソリッドになっていないため、造形ができません。
面が隙間なく貼られている状態のデータになっている必要があります。 -
例2:不要な面データが残っている
不要な面を削除していただく必要があります。
1つのシェルになっていないデータ
下図のように、複数のシェルが重なって2シェルの状態になっているデータは3Dプリントできません。基本的に3Dプリントをするための3Dデータは1シェルでなければなりません。
対処法について
内部の空間がひとつになるように作成して下さい。一見同じように見えるシェルも、断面図で見ると確認しやすくなります。
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シェルが重なり、2シェルになっている3Dデータのイメージ
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内部空間がきちんとつながり、1シェルとなっている3Dデータのイメージ
1つのファイル内に30個以上のシェル数が含まれているデータ
SOLIZEオンライン3Dプリントでは30シェル以上が1ファイルに含まれている場合に、自動評価・お見積りを行うことができません。
1ファイル内に配置するパーツ数を減らすか、データ製作途中に発生してしまった不要な面や形状などがファイル内に残ってしまっていないかご確認ください。
面の法線が揃っていないデータ
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3Dプリンターで造形するポリゴンメッシュデータは、面の法線が揃って外側を向いている必要があります。
面の法線が揃っていないデータはエラーになりますので、ご注意下さい。