※この記事は過去のブログ記事を総集編として再編集したものです。
3Dプリンターでハンコ・スタンプを作るには
3Dプリンターを使えば、オリジナルのハンコやスタンプを比較的簡単に作ることができます。従来はゴム印を外注したり、専門業者に依頼したりする必要がありましたが、3Dプリントを活用することで、3Dデータの作成から完成までを短期間で進められる点が特長です。
製造業の現場では、検査用の「OK/NGスタンプ」や工程管理用の識別スタンプなど、限定的な用途でスタンプが必要になる場面があります。
3Dプリンターであれば、1個からの試作が可能で、表示内容の変更にも柔軟に対応できるため、初心者の方でも取り組みやすい方法です。
基本的な流れは、以下のとおりです。
- ①スタンプの形状を3Dデータで作成
- ②材料および造形方式を選択
- ③3Dプリンターで造形
- ④仕上げ作業を実施
ハンコやスタンプに最適な3Dプリンターの素材・造形方式とは
ハンコやスタンプは、文字や図形がはっきり押せることが重要です。そのため、3Dプリンターを選定する際には「細かい形状をきれいに再現できるかどうか」がポイントとなります。
3Dプリンターにはいくつかの造形方式がありますが、初心者の方にも理解しやすく、スタンプ用途でよく使われるのが光造形方式です。光造形方式は、液体状の樹脂に光を照射して硬化させながら形状を作るため、文字のフチや細い線も比較的きれいに仕上げることができます。
今回はSL7810|光造形(SLA)
を用いて造形を行いました。適度なしなりのある材質のため、ハンコ用途にも向いています。
また、SOLIZEオンライン3Dプリントでは硬めの樹脂だけでなく、少し弾力のあるゴムに近い材料も取り扱っています。
押印時の感触や使用目的に応じて、材料を使い分けることが可能です。


光造形方式は、3Dプリンターのなかでも外観品質に優れ、仕上がりがきれいな点が特長です。
とくに、ハンコやスタンプのように文字の視認性が重視される用途に適しています。
具体的には、以下のようなメリットがあります。
- 小さな文字やロゴでも形状がつぶれにくい
- 表面がなめらかで、インクが均一に付きやすい
- 弾性のある材料を使用することで、押しやすいスタンプを製作できる
スタンプは、「誰が見ても判別できること」が求められるため、光造形方式は非常に相性のよい造形方式といえます。
3Dモデリング時のポイント
大きさ
スタンプの大きさは、押印する紙のサイズや文字量に合わせて決定します。一般的には、文字の高さを2~3mm以上確保すると、押印時に読みやすくなります。まずは既存のゴム印を参考にしながら設計すると、安心して進めることができます。
今回は、ハンコとして使いやすくなるよう、側面に指がかかりやすいくぼみを設けたり、角に丸みをつけたりといった工夫を加えました。また、ストラップを通せる穴も設計しています。
このように3Dプリンターを活用すれば、既製品では難しい形状でも、用途に合わせて柔軟にデザインすることが可能です。

データの書き出し
3Dデータが完成したら、3Dプリンター用のデータ形式(STL形式など)で書き出します。このとき、文字が左右反転しているかの確認が重要です。ハンコは押印時に鏡文字となるため、データ作成時に反転を忘れないよう注意します。
サポート除去・仕上げ
光造形方式では、造形後にサポート材を取り除く工程があります。
印面部分にサポートが付かないよう、造形時の配置を工夫することで、仕上がりをよりよくできます。
洗浄および硬化処理を行ったあと、サポート除去を実施します。

今回の事例では、幅が広い形状のハンコを製作しましたが、長辺を立てて造形することで、サポートを最小限に抑えることができ、サポート除去の手間を軽減できます。

その後、サポートが付いていた部分を均すためにヤスリがけを行います。
削りすぎやムラが出ないよう、注意しながら作業を進めることが重要です。
造形品が硬化する際、光造形の場合はレーザーが走るフチがわずかに盛り上がる傾向があります。そのため、端の部分を0.数mm程度削るとハンコとして使いやすくなります。

予算・金額の目安
3Dプリンターで製作するスタンプは、内容や材料、サイズにもよりますが、少量であれば比較的低コストで試作が可能です。
SOLIZEオンライン3Dプリントでは、データを微調整しながら何度でもアップロード・お見積りが可能です。また、ボリュームディスカウント機能を搭載しており、お見積りリストにデータを追加し、数量を変更することで、自動的に割引が適用されます。
まとめ
3Dプリンターを使ったハンコ・スタンプ製作は、初心者の方でも取り組みやすく、試作や社内用途に適した方法です。なかでも光造形方式は、文字の再現性が高く、実用的なスタンプを製作しやすい点が特長です。
まずは小さな用途から試し、必要に応じて材料や形状を工夫していくことで、使用用途に合ったスタンプ活用が可能となります。


よくある質問
3Dプリンターを持っていなくても、ハンコは作れますか?
はい、可能です。3Dデータを用意すれば、外部の3Dプリントサービスを利用して製作できます。SOLIZEオンライン3Dプリントでは、データをアップロードするだけで、最短3分で材料別・納期別のお見積りが可能です。
3Dデータが無いのですが、発注できますか?
SOLIZEオンライン3Dプリントでは、原則として3Dデータをご自身で作成いただく必要があります。
3Dデータの作成が難しい場合は、下記よりお問い合わせください。
お問い合わせ
造形方式や材料は自分で決める必要がありますか?
必ずしもご自身で決めていただく必要はありません。
用途やご要望をお伺いしたうえで、適した造形方式や材料をご提案することが可能です。
お電話またはお問い合わせフォームより、お気軽にご相談ください。
SOLIZEオンライン3Dプリントについて
「SOLIZEオンライン3Dプリント」は、最短3分でお見積りから形状の再現性の確認、発注までをオンラインで完結できる3Dプリント出力サービスです。
- 業務用ハイエンド3Dプリンターでの高品質造形
- 短納期対応でスピーディにお届け
- 誰でも無料で使える自動3Dデータ評価システム搭載
3Dプリントの形状の再現性を事前に評価できるため、安心してご利用いただけます。
豊富な実績と信頼のサービス
SOLIZE PARTNERSは、1990年に日本で初めて3Dプリンターを導入し、試作品製作サービスを開始したパイオニア企業です。
- 国内最大級のキャパシティを誇る自社保有の樹脂3Dプリンターで製作対応
- 35年以上の運用実績に基づく豊富なノウハウとサポート体制
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