3Dプリンターは、趣味の小物から企業の試作部品まで、幅広い用途で活用されています。
個人クリエイターによるユニークな作品から、企業での業務用試作・装飾品まで、造形の自由度は無限大です。
本記事では、SOLIZEオンライン3Dプリントで実際に作られた多彩な作品例を紹介しながら、それぞれの特徴や活用ポイントをわかりやすく整理します。
※この記事は過去のブログ記事を総集編として再編集したものです。
3Dプリンターの作品例7選
ウェルカムボード
友人の結婚式用ウェルカムボードを制作しました。家紋をモチーフにしたデザインを採用するにあたり、3Dプリンターを使用することとしました。
まずは Illustrator 上で、3Dプリント時にパーツが抜け落ちないよう、各要素を適切に連結する処理を行います。
dxfで書き出します。

CAD等でSTLデータに変換します。
今回は、ナイロン(粉末造形 PA)で3Dプリントしました。

おめでたい金色に塗装。
和紙の上に、家紋をあしらった薄めのトレーシングペーパーを重ねています。
持ち帰って保存してほしいという思いから、A4サイズと少し小さめにしました。
スーツケースの持ち手
このように折れてしまった部品も3Dプリントなら再現できます。

HP Jet Fusionで製作した持ち手がこちらです。

HP Jet Fusionの材料は異方性が少なく、耐熱性と靭性に優れており、最終製品にも数多く適用されています。
マグネチッククロスカッター
3Dプリントを試作にご利用いただいたお客さまの事例を紹介します。
今回、合同会社クロスカットテクノロジーの東様にインタビューのご協力をいただきました。
クロスカット試験用器具、マグネチッククロスカッターの試作品製作に、SOLIZEオンライン3Dプリントの光造形と粉末造形をご利用いただいています。
何度も繰り返し改良を重ね、現在の形までたどり着いたそうです。

写真は合同会社クロスカットテクノロジー 東様からお送りいただきました。
詳しい製作過程や製品の情報は下記ページをご覧ください。
合同会社クロスカットテクノロジーFacebook
オリジナルエンブレム
九州の豪華列車、クルーズトレイン「ななつ星in九州」には、細部まで職人技が光る装飾が施されています。
実は、私たちもこの列車の製作に少しだけ関わらせていただきました。
その3Dプリント技術が使われている箇所が、ニュースでも話題になったエンブレム部分です。
エンブレム自体は金属製ですが、その鋳造用マスターを光造形で製作しました。
きっかけは、株式会社鎚絵様からいただいた一本のお電話。
「光造形なら御社かなと思って。」というお言葉をいただき、打ち合わせへ。
3Dデータはなかったため、頂いたaiデータと手書き仕様書から設計が始まりました。

図面がなくても、必要な情報が揃っていれば3Dデータの作成は問題ありません。
指示内容をもとに、SOLIZEのモデリングチームが迅速に3D化。
不明点や矛盾があれば随時確認し、何度かデザイン調整を重ねてデータを完成させました。

次は3Dプリント工程です。
鋳造用マスターとして、光造形で出力し表面を丁寧に仕上げました。
文字や中央の星もパーツごとに分割造形し、後から接着しています。
コストと仕上がりを両立できる最適な方法をご提案しています。
造形直後の写真はありませんが、表面仕上げ後にサーフェーサー塗布した完成品が下記です。綺麗に仕上げているので、光造形独特の段差はどこにも見られません。

完成したエンブレムは下記です。

鋳造の工程は鎚絵さんにご対応いただきましたので、続きは鎚絵さんの製作レポートをご覧ください。
名刺・カード立て
Google SketchUpで簡単な名刺・カード立てを製作しました。
難しいモデリングは避け、正面は長方形、横から見ると台形のシンプルな箱にしています。
名刺サイズのカードが立てられるよう、目安として縦20mm、横100mm程度で設計し、文字も入れました。

STLデータを作成後、「Mini Magics」でSTLデータを開きます。

完成品は下記です。
0.8mmの溝も問題なく再現されています。
山脈の模型
長野県と山梨県の県境に連なる八ヶ岳連峰を3Dプリントで製作しました。
冒頭の画像は、実際の八ヶ岳を東側から撮影したものです。
左から、編笠・権現岳・赤岳・横岳・硫黄岳・天狗岳
3Dプリントしたものがこちらです。
- 国土地理院の「地理院地図3D」ページから、対象となる山のSTLデータをダウンロードします。
- STL編集ソフト(Magics)で必要な部分をトリミングします。
- トリミングしたデータを3Dプリンターで造形します。
完成後は様々な用途で活用できます。
- 造形美を鑑賞する
- 山名を覚えて人に解説する
- 実際の山と比較して楽しむ
- 勾配を確認しながら登山計画を立てる
3Dプリントした地形模型は、観察や学習、趣味など幅広く活用できます
ちなみに西側はこんな感じです。
3Dプリントしたものがこちらです。
登山に行くときは仲間に紙の地図をプリントして配っていますが、将来は3Dプリントする時代が来るかもしれませんね。
プラモデル部品
お客さまからご依頼いただいた、微細な文字形状が印象的なプラモデル用部品です。

ご依頼時、データには細かな段差や0.32mmの文字形状が含まれており、造形時に溝が再現されにくい可能性があることをご案内しました。
SOLIZEオンライン3Dプリントでは、形状再現の目安は0.8mm以上となっております。
※材質ごとに目安は異なります
微細な造形をご希望の際は、事前にご相談いただくことで、より確実な仕上がりをご提案可能です。
お客さまから上記の再現性に関する懸念事項をご了承いただいての製作となりましたが、結果、X-Y平面の文字形状も綺麗に再現できていました。
約64mm×55mm×6.8mmの中に20点ほどのパーツを詰め込み、平面的に並べることで高さを抑え、造形コストを安くしています。
光造形で製作したので、部品の下部にはサポートがついています。
サポートの跡や積層の段差は紙やすりで除去して仕上げることができます。
SOLIZEオンライン3Dプリントでは、サポートを除去した状態でお届けしています。
オプションとしてサポート痕磨きサービスもありますので、ぜひご活用ください。
サポート痕磨きオプションについて
よくある質問(Q&A形式)
どんな材料が使えますか?
耐熱300℃の材料、透明のアクリル系材料や強度のあるナイロン材料など、幅広い材料を取り揃えています。
材料のご相談などはお電話やお問い合わせフォームからご相談ください。
個人でも発注できますか?
はい、個人の方もご利用いただけます。お支払方法はクレジットカードもしくは前払い銀行振り込みのいずれかをご選択ください。
大きいものや複雑なものは作れますか?
製作可能です。
700×700×500mmまで自動見積りで対応しています。それ以上の大きさの場合はお問い合わせください。
複雑な形状のものも製作可能です。「自動3Dデータ評価システム」で発注前に再現度を確認いただけます。
まとめ
今回は、3Dプリントを活用したフィギュアや模型はもちろん、インテリア小物や便利グッズまで、細部にこだわったデザインなど、多様なアイデアや実例を紹介しました。
SOLIZEオンライン3Dプリントでは、お客さまが思い描く造形品を忠実に再現できるようきめ細やかな対応を実施しています。微細な形状や複雑なモデルの場合は、事前にご相談いただくことで、よりきれいな仕上がりをご提案可能です。
3Dプリントによるものづくりにご興味のある方は、お気軽にお問い合わせください。
SOLIZEオンライン3Dプリントについて
「SOLIZEオンライン3Dプリント」は、最短3分でお見積りから形状の再現性の確認、発注までをオンラインで完結できる3Dプリント出力サービスです。
- 業務用ハイエンド3Dプリンターでの高品質造形
- 短納期対応でスピーディにお届け
- 誰でも無料で使える自動3Dデータ評価システム搭載
3Dプリントの形状の再現性を事前に評価できるため、安心してご利用いただけます。
豊富な実績と信頼のサービス
SOLIZE PARTNERSは、1990年に日本で初めて3Dプリンターを導入し、試作品製作サービスを開始したパイオニア企業です。
- 国内最大級のキャパシティを誇る自社保有の樹脂3Dプリンターで製作対応
- 35年以上の運用実績に基づく豊富なノウハウとサポート体制
- 製造業のお客様を中心に、多様なニーズに柔軟に対応
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