皆様はじめまして、この企画を担当することになりましたモデ子です。
立体出力、3Dモデリングは面白そうだし、やってみたいけど
モデリングなんてやったことがないから、なかなか手を出せない。
そもそもモデリングってなに?
絵の才能がないんだけど大丈夫??
そんなモデリング初心者の方向けに、手軽なフリーソフトを使って
私と一緒にモデリングに挑戦していただこうと思います。
私も、モデリングソフトを使用するのは初めてです。
絵を描くのは好きですが、PCで絵を描いたことはありません。
皆さんと一緒に頑張っていきたいと思います。
宜しくお願い致します!
モデリングソフト選び
さて、フリーのモデリングソフトといってもインターネット上には沢山のモデリングソフトがあります。
完全無償のものもあれば、一部有料のものも。
それぞれのソフトの特徴もばらばらです。
今回は
- SOLIZEオンライン3Dプリントで出力の出来るSTL形式というデータ方式が使えること
- 初心者の方向けで簡単に操作できること
- 完全無償であること
- ソフトの信頼性
これらの理由から『CoCreate Modeling Personal Edition (PE)』
というモデリングソフトを使うことにしました。(以下略称:CoCreate)
※2013年現在は「PTC Creo」に名称が変更になっています。
このソフトは製造業など、世界中の多数の業界や企業で使われているCADで、
いわゆるハイエンドCAD、「Pro/ENGINEER」を扱っているPTCが提供している、
とっても信頼性の高いソフトです。
フリーソフトは登録上のセキュリティやソフトの信頼性が心配なものが多い中、
CoCreateは本当に安心して使うことが出来ますね。
STL形式というデータ形式に変換出来れば、他のソフトでモデリングしたものでも
SOLIZEオンライン3Dプリントでは造形出来ますので、モデリングに慣れてきたら、
CoCreate以外にも、色々なソフトを使い比べてみても楽しいかもしれません。
私の使用しているPCのスペックは、
- Microsoft Windows XP/Professional
- メモリ1.48GB
- Pentium(R)4CPU
です。(CoCreateのシステム要件はこちらをチェック!)
- ① アカウント登録
- ② ダウンロード
簡単な2ステップで、約15分ほどで始めることが出来ます。
(詳しいダウンロード方法等は上記URLをご参照下さい)
ダウンロードしたソフトは
デスクトップにショートカットを作成すると便利です。
ダウンロードしたCoCreateをダブルクリックして起動します。
画面説明
中央の青い画面は「3D画面」といい、ここでモデリングを行い
マウスなどで操作を行います。画面の上段にあるのは「メインメニュー」です。
ファイルの保存や設定の変更などはここから行います。
左右にあるのは「コマンドメニュー」でよく使う機能を
自分でカスタマイズして表示させる事が出来ます。
左のツリー構造になっているのは「ブラウザバー」といって、
作成するモデルを部品や要素ごとに管理するための機能です。
マウスでクリックすると詳細が出てきますので、色々見てみましょう。
サイズは??
デフォルトの単位はミリメートルです。
メインメニューの「編集」の中の「設定→システム設計→システム初期設定」にて
単位設定、パーツの幾何分解能、スタイルが設定できます。
初めての場合はデフォルトで大丈夫です。
初期設定
やっておいた方が便利な初期設定をおこないましょう。
メインメニューの「ビュー」を開きます。
「ブラウザバー」と「ユーザー入力行」の左横にチェックを入れてください。
ここでチェックをいれる事によって、編集画面で表示させることが出来ます。
この二つは良く使うので常に表示させておきましょう。
間違って作業中に消してしまった場合も、ここから表示し直す事が出来ます。
コマンド説明
3Dビューの操作方法
- Ctrl+右クリック=クリックしたまま移動
- Ctrl+左クリック=クリックしたまま上下に動かす事でビューサイズ変更
- Ctrl+左右同時クリック=クリックしたまま動かす事で3D回転させる
要素の選択
点/辺/面は左クリックする事で選択状態にする事が出来ます。
選択されると選択済の要素は黄色で表示されます。
Shiftを押しながら選択する事で複数の要素を選択することが可能です。
基本図形「直方体」の作り方
基本図形の描き方(丸)
面の作成(面の上に作成)
3D形状にフィレットを入れる
3Dデータの保存
- ①メインメニューから「保管」を選択
- ②保存対象と保管する場所(あらかじめフォルダを作成しておくと便利です)を選ぶ
- ③保存形式を選ぶ(通常はパッケージファイル形式。
SOLIZEオンライン3Dプリントの造形データとしてアップロードする場合はSTL形式を選択) - ④「保存」をクリック
以上で一通りの基本操作は出来るようになりました。
思っていたよりも簡単に操作することが出来、作ったモデルをくるくると回転させたり、穴を開けてみたりと、機能で遊ぶのもとても楽しいです。
ここで紹介した機能以外にも沢山の機能がCoCreateにはありますので、
色々いじってみてください。
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