Tough Clear|光造形(Figure4)

Tough Clear|光造形(Figure4)

  • 3D Systems社の光造形材料で、透過性のあるアクリル系樹脂です。

    3D SystemsのFigure 4用の透過性材料、Tough Clearです。

    素地の状態だとすりガラスのような外観ですが、表面を磨き、クリア塗装を行うことで透過性を上げることが可能です。

    長期安定性にも優れており、さまざまな環境条件下でも物性が変化しづらい材料です。

造形方式 光造形(Figure4)
材質・成分 アクリル
積層ピッチ 0.05mm
主な使用用途 可視化、形状確認、組付け確認
最短納期・対応サイズ(mm)
  • 5日後:~50×50×100
  • 8日後:~50×50×100
  • 12日後:~120×65×180

材料の特徴を一覧で見る

光造形のサポートについて

  • 「サポート」とは?

    光造形には、サポートとよばれる造形中に製品を支えるための柱構造が必要になります。光造形の場合、サポートは製作と同じ材料で作られています。

  • サポート痕磨きオプションのご案内

    サポート痕磨きオプション

    出荷時にはサポート形状は取り外した状態(サポートが付いていた箇所がブツブツしている状態)で発送します。 サポートが付いていた痕(ブツブツ状態)をならすための磨き処理(#120やすりでの仕上げ処理)をご希望の場合は、こちらのオプションをご選択ください。

    サポート痕磨きオプションとは

再現性や注意事項

  • Tough Clearの形状再現性について

    再現できる最小板厚
    0.8mm
    微細形状の再現性

    凸形状:推奨値0.8mm以上

    ※サポート面に微細形状がある場合は、サポート除去時に破損の懸念が有ります。

    凹形状:推奨値0.8mm以上(溝の深さが深い場合は1.0mm以上推奨)。

    ※サポート面に微細形状がある場合は、サポート除去時に破損の懸念が有ります。

    特定の変形しやすい形状
    箱形状 開口部が変形してしまう可能性があります。
    板形状 反り、変形が発生します。
    塊形状

    寸法管理が難しく(収縮により、基準値よりも小さめにできる傾向)、反りやヒケが著しく起こる可能性があります。

    表面にクラックが発生する可能性があります。

    内部の中空化を提案する場合があります。その場合Φ3mm以上の穴を2か所以上データに設ける必要があります。

  • Tough Clearで製作した製品の外観に関して

    気泡混入について
    造形品内部にΦ1㎜以下の気泡が混入する事があります。
    三角パッチ
    造形方向により、積層のエッジ部分が強調され線が入ったように見えることがあります。
    その他
    造形方向により、積層のエッジ部分が強調され線が入ったように見えることがあります。
    樹脂硬化タイミングの差から樹脂にヒケまたは、ライン上の段差が発生することがあります。

    劣化・変色・変形について

    従来の光造形(SLA)に比べて、紫外線や湿度に対して安定性が向上し、経年劣化しづらくなっています。

    サポート痕磨き後の外観

    紙やすりで磨くと、磨いた箇所がすりガラスのようになります。

    紙やすりで磨いたTough Clearのサンプル

    ※左半分のみ紙やすりで磨いた状態

  • 材料残り・サポート残りについて

    中空形状の場合、内部にサポートが立ち、除去できない場合があります。また袋小路や微細部に樹脂が残り硬化することがあります。

    形状によっては洗浄がうまくできないため、洗浄方法についてご相談させていただくことがあります。

    形状により、除去できない箇所にサポートが配置される可能性があります。

    • 自動3Dデータ評価システムで中空形状が検出されている様子

    • 光造形の中に液状の材料が残っている様子

    ※サポートの除去が不可能な例

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